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Vol.2 中村美由紀様共和レザー株式会社

2017年10月14日

大卒初の女性社員として1つの会社でキャリアを積んできた中村さん。今のように働き続ける環境や周囲の理解が深まっていない中、全てを働き続ける理由に変えてこれたポジティブなマインドから学べることが沢山あります。

「働き続ける!」強い意志を持ち、全てを「出来る理由」に変え進む女性

お仕事の内容を教えてください

共和レザー株式会社のデザイン部で、自動車の内装材、ユニットバスの壁、キッチンの扉などの表面のフィルムなどデザインの業務をしています。
お客様からは、新しいデザインや背景のあるデザインが求められているので、海外に行って新しいものや流行を見ていきながらお客様に提案しています。

よくある1日のスケジュールを教えてください。

朝は、4,5時に起きて、朝のうちに家事を一通りして、朝食をとって、7時30分ごろ家をでます。
始業が8時30分、今は管理職なので、部下たちの仕事がしやすいようにスケジュールをたてたり、他部署とのコミュニケーションをとったり、調整したりするのがメインの仕事になっています。
だいたい、帰宅するのは9時過ぎで、一緒に住んでいる母に食事の支度をしてもらって夕食を食べるといった感じです。

中村さんのお仕事のやりがいは何ですか?

自分がつくったもの、考えたものが製品になっていく姿を見たりするとやりがいを感じます。子どもが巣立っていくようなイメージですね。あと、提案した先のお客様に喜んでもらうのも一番のやりがいですね。

管理職になってからのやりがいはなんですか?

部下たちが頼りにしてくれるところですね。
今まで自分が苦しんでやってきたところを答えてあげたり、一緒に考えて乗り越えていくことがすごくやりがいです。

中村さんのキャリアストーリーを教えてください。

24歳で入社し、デザイン部に配属になりました。途中、結婚、出産(2回)を経て、会社に復帰をして仕事を続けています。

中村さんを変えた言葉、影響を受けた言葉はありますか?

会社の中で大卒女子の採用が私が初めてだったので、なんでも、”初の係長”、”初の課長”、すべて”初”がついてきました。課長になったのは、下の子が1歳になっていないときだったので、やっていけるかな、という不安もありました。その時の上司は”お前ならできるだろ”と言ってくれましたが、とても不安でした。
その時、別の部署の方で、今まで全く話したことがない方が”プレッシャーもあるかもしれないけど、頑張るんだよ”とわざわざ声をかけてくださったんです。見てくれている人は見てくれているんだなと思ったし、それがすごく励みになりました。
 それと、入社した頃は、まだ時代的にも女性への理解が浅く、”同じくらい働ける男性がいたら男性の方がいいに決まってる”と言われたこともありました。その上司が退職するとき、みんなの前で”自分が40年間働いてきて一番の功績は中村を採用したことだ”と言ってくれたんですね。うれしかったですね。

働き続けられた原動力は何だと思いますか?

私の場合は、”働き続けたい”ということが先にありました。
女性が働くことに否定的に言う人もいましたし、”子どもがいるから仕事ができない”、”結婚したから仕事ができない”といくらでもやらない理由はありました。
でも、”子どもがいるからこそ頑張っている自分を見せたい”、”障害があるからこそ、仕事をやり続けられたらすごいな”、そう思うようにやってきたかなと思います。
すべてのことが仕事をする理由になっていてたと思います。

中村さんが様々な経験を経て、今の20代、30第の女子に伝えられることは何ですか?

自分の5年後、10年後どうなっていたいかを考えた時、必ずそれに向かって動き出せば道は開けると思います。思いもしなかった手助けが得られたり、自分の想いの強さは周りに影響するのかなと思うこともあるので、自分次第かなと思います。

中村さんなりのマイルールはありますか?

”〇〇だからできない”というふうに思うのはやめよう、というのは心の中で決めていて、乗り越えられるかな、と不安に思うことも”どうやったらできるかな”、”どういう風にしたら乗り越えられるかな”と、やる前提、乗り越える前提で考えるようにしています。

今の会社の働きやすさはどんなところですか?

子育てをしながら働いている女性はたくさんいます。
保育料の補助をしてくれる制度があったり、会社自体も女性の働き方を応援しているような環境が整ってきていると思います。
私自身も、女性でも会社で活躍できるというところは示していきたいと思います。

今後の若い女性たちの活躍が楽しみですね。

そうですね。お子さんがいたり、結婚している女性は、いかに短い時間で成果を出そうと考えて働いている方が多くて、非常に効率のいい働き方をしている方が多いんですね。そういうところは応援していきたいなと思います。

Welwoman キャリアポイント

ポジティブな感情がもたらす好循環

中村さんの「物事をポジティブに捉える」ことは、中村さんを取り巻く状況や
中村さんの行動に様々な好循環を生み出しています。

ポジティブ感情の拡張ー形成理論(Fredirickson,2010)によると
ポジティブ感情は、思考や行動の広がりをもたらすことが分かっています。
ポジティブな感情が生まれると、自分の考え方やモノの見方が広がり、
意欲的にかかわりたいと望む活動のレパートリーが広がります。
そして、自発的な行動につながりやすく視野も行動も広がっていくのです。

感情は物事のとらえ方で決まる、
ポジティブな捉え方をすれば、ポジティブな感情が生まれ
その結果、好循環が発生し、継続的な自己変容と成長につながっていきます。

自分の気持ちと仲良くなって、ポジティブな感情を味わい、高めていきませんか。

文:Welwoman キャリアコンサルタント 山本千香子